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　交通事故は被害者と加害者の線引きがとても難しい法律問題です。基本的に過失割合が問題となり、双方に納得がいくよう示談で取り決めますが、保険会社が間に入ることが多く、適切な金額を受け取れないようなケースもあります。
　そこで今回は、交通事故に遭った際に「弁護士」に依頼するメリット・デメリットを紹介していきます。

・弁護士に交通事故の相談するメリット

　弁護士に相談するメリットには次のようなものがあります。

・慰謝料や損害賠償の適正な金額をもらいやすい

　相手側の保険会社との示談交渉が多いため、弁護士に依頼しない場合、納得のいく金額にならないことがあります。交通事故の案件を得意とする弁護士に依頼することで適正な金額での請求を望むことができます。

・適切なアドバイスが受けられる

　交通事故の慰謝料や治療費の請求には、専門的な法律知識や医療知識が必要です。これらを熟知した弁護士に任せることで、今後の示談の方針など専門的なアドバイスを受けることが可能です。

・示談交渉の代理を依頼できる

　仕事などで忙しい場合や法律の専門知識がない場合、示談交渉の際に弁護士に立ち会ってもらうことができるため、保険会社の方との話し合いを一任することができます。

・示談書や証明書を任せられる

　示談書やけがによる休業証明書の複雑な手続きを任せることができます。

・弁護士に交通事故の相談するデメリット

　弁護士に相談するデメリットには次のようなものがあります。

・弁護士は裁判など大事になるというイメージがあって依頼しにくい

　弁護士に依頼するとすぐに裁判になってしまうイメージがある方も多いかと思います。しかし、早い段階で弁護士に相談することで裁判には至らず示談で済むケースも多くあります。

・弁護士費用がかかってしまう

　弁護士に依頼することで弁護士費用がかかります。弁護士費用は安くはないですが、弁護士に依頼することによって慰謝料や治療費を増額しやすくなり、弁護士費用をその分で十分にまかなえることも少なくはありません。また、任意保険の「弁護士特約」によって弁護士費用を負担できることもあります。

・弁護士探しのポイント

　弁護士にはそれぞれ得意分野があります。そのため自分の案件にあった弁護士に相談することが重要です。もしも、得意分野など弁護士の詳細がわからない場合は弁護士事務所に相談するのもひとつの手段です。また、相談するときは事故当時の状況や相手の連絡先や保険会社などなるべく多くの情報を持っていくことで、スムーズな解決に繋がります。

・まとめ

　交通事故に遭った際、普段通りの対応をするのは簡単なことではないと思います。また事故後の対応によって賠償金の額も変わってくるので適切な対応をとることが大事です。あらかじめ、事故に遭ってから弁護士に相談するまでの流れを把握しておきましょう。