性別 | 男性 |
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年齢 | 50歳代 |
結婚歴 | 21~25年 |
職業 | 会社員 |
子供のあり(人数)or なし | あり(2人) |
慰謝料 | 80万円(減額した慰謝料420万円) |
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Mさんは、職場の部下である女性と出来心で肉体関係を結んでしまいました。それからしばらくして相手の夫から電話があり、不貞行為を問い詰められました。
相手の夫は大変な剣幕で、Mさんは不貞行為を認めて謝罪するばかりでした。それでも怒りがおさまらない相手の夫は「慰謝料として500万円を支払ってもらう」「支払わないなら不貞の事実を会社に暴露する」と言われました。
Mさんとしては慰謝料を支払うとしても500万円は到底支払えず、どうしていいのかわからず困っていましたが、相手の夫からは毎日、「500万円支払わないと会社に暴露する」という電話がかかってきていました。対応に困ったMさんは慰謝料トラブルに詳しい当事務所にご相談くださいました。
Mさんから詳しいお話を伺うと、3か月ほど前から部下である女性から食事に連れていってほしいと何度も言われ、ときどき2人で食事に行っていたとのことでした。肉体関係を持ったのは最後の1回だけで、それも彼女のほうから積極的にホテルに誘ってきたというのです。
Mさんは断ったにもかかわらず、彼女に手を引かれるようにしてホテルに入ってしまったというのが不貞行為の実情でした。弁護士は、このようなケースでは過去の裁判事例からみて500万円という慰謝料は高額にすぎるため、減額できる可能性が高いことをご説明しました。
また、正式にご依頼いただければ弁護士がMさんの代理人となって相手の夫と交渉し、Mさんの会社に不貞の事実を暴露されないようできる限り話し合うことをお伝えしました。ご依頼を受けた後、弁護士は早速、相手の夫に連絡をして話し合いを始めました。
相手方の怒りはなかなかおさまりませんでしたが、Mさんが事実を認めて深く反省していること、今では彼女とプライベートな交流は一切しておらず、今後もしないことを誓っていることなどを丁寧に伝えました。
Mさんが書いた謝罪文も相手方に渡しました。不貞の事実をMさんの会社に暴露することは場合によっては名誉毀損になることもあるということもやんわりと指摘しました。
粘り強く交渉した結果、慰謝料80万円で合意に至り、和解で解決しました。今回のように、不倫相手の配偶者が激怒して「会社に暴露する」と脅してくるケースもあります。弁護士にご依頼いただければ、あなたに代わって相手方と交渉いたします。
慰謝料についても感情に振り回されることなく減額することも可能です。
慰謝料を請求されて対応に困ったら、まずは離婚に強い弁護士に相談することをおすすめします。