性別 | 女性 |
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年齢 | 30歳代 |
結婚歴 | 11~15年 |
職業 | 会社員 |
子供のあり(人数)or なし | あり(1人) |
慰謝料 | 180万円(減額した慰謝料120万円) |
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Wさんは、職場の上司に誘われて時々食事に行くようになり、やがて不倫関係になってしまいました。そんなある日、上司の妻からWさんの携帯電話に連絡があり、不倫したことの慰謝料として300万円の支払いを求められました。
支払わないと、不倫したことをWさんの家族にバラすと言われて困ってしまいました。そこで、浮気・不倫の慰謝料トラブルに詳しい弁護士に相談したいと当事務所にご相談くださいました。
Wさんのお話を詳しく伺うと、不倫関係についてWさんは何度も断っていたのに相手が上司の立場を利用してしつこく誘ってきたとのことでした。上司からは夫婦関係がよくないと言われ、相談に乗っているうちに同情してしまった面もあるけれど、不倫関係を続けるつもりは全くないとおっしゃっていました。
Wさんとしては、家族にバレたら大変なことになるので慰謝料を支払う意思はあるけれど、300万円はとても支払える金額ではありませんでした。当事務所の弁護士は、相手から誘ってきたり、相手の夫婦関係が破綻していた場合には慰謝料を減額できる可能性があることをご説明し、ご依頼いただければ家族にバレないように配慮して相手方と交渉を行うことをお伝えしました。
ご依頼を受けた後、弁護士は早速、相手方に連絡を取って交渉を開始しました。弁護士は、不倫関係は上司の立場を利用して迫られたものであることや、今後は職場でWさんは配置転換を申し出て上司とは接触しないように配慮すること、もともと夫婦関係がよくなかったことなどから慰謝料の減額を主張しました。
また、不倫の事実をWさんの家族にバラすことは名誉毀損や脅迫、恐喝などの犯罪行為に該当する場合もあるため差し控えるべきであることも伝えました。慎重に交渉を続けた結果、慰謝料は300万円から120万円減額され、180万円を支払うことで和解が成立しました。
示談書には不倫関係を家族や職場にバラすことを禁止する一文も折り込み、相手方のサインを得ました。
今回のように、不倫相手の配偶者から高額の慰謝料を請求され、対応に困っていると家族や職場などにバラすと言って支払いを迫られる場合もあります。
しかし、このような請求方法は脅迫や恐喝に該当する可能性があり、実際にバラされたら名誉毀損に該当する可能性があります。また、不倫相手の方からしつこく誘われて関係を持ってしまった場合や、もともと相手方の夫婦関係が破綻していた場合など、事情によっては慰謝料を減額できるケースもあります。
弁護士にご依頼いただければ、ご家族に知られないよう慎重な交渉で慰謝料の減額を目指します。浮気・不倫の慰謝料を請求されて困ってしまったら、まずは離婚に強い弁護士に相談することをおすすめします。