浮気が原因の離婚・離婚後後悔する人の傾向とは | 離婚弁護士マップ
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浮気が原因の離婚・離婚後後悔する人の傾向とは

この記事でわかること

  • 浮気されたときに損をしないための対応方法がわかる
  • 不貞行為が離婚原因として認められないケースがわかる
  • 不貞行為が原因で離婚すべきか考えたときの判断基準がわかる

パートナーの浮気が発覚したときのショックは計り知れず、離婚を考える人も多いのではないでしょうか。

ただし、一時的な感情で離婚をしてしまうと、後悔したり不利な条件での離婚となり損をしてしまったりする可能性もあります。

ここでは、浮気された場合にとるべき対応や、離婚で後悔するケースなどについて説明します。

妻(夫)の浮気は主要な離婚原因のひとつ

浮気がばれてしまうと、それまで築いてきたパートナーからの信頼を一気に失ってしまうことが多く、浮気は昔から主要な離婚原因の一つです。

夫または妻から裏切られたことに対する怒りや悲しみ、生理的な嫌悪感などは簡単に払拭することが難しく、二度と関係を修復することができないという場合も多いのです。

浮気・不倫を理由とした離婚が多いのは、それだけ浮気・不倫をしてしまう人が多いということです。

浮気・不倫をしてしまう理由は様々ですが、男性と女性とではそれぞれの傾向があるようです。

男性が浮気・不倫する理由

男性が浮気・不倫をしてしまうのは、肉体的な欲望によることが多いようです。

妻が妊娠中であったり、小さな子供の世話に追われていたりするときに浮気・不倫に走ってしまう男性が一定数いるのも、性的な欲望を抑えきれずによその異性に手を出してしまったという可能性があります。

そのため、男性の場合は、遊び感覚や肉体的な結びつきを求めるだけで、深く考えずに浮気をするケースも比較的多いようです。

特別妻に不満があるわけではなくても、刺激を求めたり、ほかの女性とも肉体関係を持ってみたいという好奇心で浮気してしまったりする男性は少なくありません

また、男性は女性から頼られることに喜びを感じる場合が多く、妻以外の女性から頼られたり甘えられたりするとその女性に好意を持ってしまうこともあるようです。

女性が浮気・不倫をする理由

女性が浮気・不倫をしてしまうのは、夫に不満があったり、日常生活で心が満たされていなかったりする場合に、それを埋め合わせるために異性を求めてしまう場合が多いようです。

夫から女性として扱われないことにさみしさを感じているときに、ほかの男性から優しくされてつい気持ちがそちらに向かってしまう、といったパターンもあります。

女性が不倫相手に真剣になってしまうことが比較的多いのは、精神的な結びつきを求めて不倫に走る人が多いという理由があります。

ただ、最近ではアプリなどで手軽に異性と知り合う機会が増えたこともあり、女性でも刺激を求めたり遊び感覚で浮気をしたりするケースも増加傾向にあるようです。

浮気された側が損しないために行うべきこと

浮気をされたことがわかった時、平常心でいられる人は少ないでしょう。

ただ、自分が不利にならないために冷静に対処すべきことがあります。

証拠の確保

不貞行為は、法律上の離婚の原因として認められます。

ただし、相手が離婚を拒否する場合には、裁判まで進まなければいけない可能性があり、その場合には証拠が必要です。

また、不貞行為をされたときは、夫(または妻)や不貞相手に対して精神的苦痛に対する慰謝料請求をすることができますが、そのためにも証拠が必要です。

不倫の疑いがあるときは、すぐに不倫していないか問い詰めると証拠を確保できなくなる可能性があるため、証拠を確保するためにしばらく泳がせることが必要なケースもあります。

不貞の証拠となるもの

不貞の証拠としては、一般的には以下のようなものがあります。

証拠内容
写真性行為・ラブホテルに入っている様子など
音声・映像データ不倫相手との電話・旅行に行っている動画など
クレジットカードの利用明細・レシートホテル・旅館などの利用明細
Suica・PASMOの利用履歴他の証拠が必要になる
メール・LINE・手紙肉体関係があったことが分かる内容であること
SNS・ブログ不倫している様子が分かる投稿
手帳・日記・メモ不倫相手と会う記録
GPSラブホテル・旅館などに行っている記録
住民票の写し配偶者が不倫相手と同棲している記録
妊娠・堕胎を証明できるもの女性の配偶者が不倫している場合の証拠
興信所・探偵の調査報告書不倫している様子が分かるもの

(1)メールやラインなどのやりとり
配偶者と不貞相手のメールなどのやりとりで、肉体関係があったことをうかがわせる内容があれば証拠となりえます。

単に「デートが楽しかった」などの内容では肉体関係の有無まではわからないため、注意が必要です。

(2)写真や動画
配偶者と不貞相手がラブホテルに出入りする写真や動画、性行為中の写真や動画などがあれば有力な証拠となります。

配偶者のスマホなどに動画や画像が保存されている場合もあるため、見るチャンスがあれば確認して、保存しておきましょう。

(3)配偶者が不倫を認めたときの会話の音声データ
配偶者が不倫を認めている場合には、不倫を認める発言をした会話の音声データも証拠となります。

相手に不倫について問い詰めるときには、感情的にならずに冷静に話をするようにしましょう。

また、できるだけ不倫の具体的な内容(不貞関係のあった期間や回数など)を発言させるように誘導することがポイントです。

(4)調査会社の報告書
自分で証拠を確保するのが難しい場合には、調査会社に不倫調査を依頼する方法もあります。

調査会社に依頼する場合にも、相手に警戒されないように、不倫に気づいていないふりをして普段通り過ごしている状態で依頼することが大切です。

共有財産の確認

不貞行為が発覚して、離婚を考えている場合には、夫婦の共有財産を確認、調査しておきましょう。

離婚する場合、夫婦で結婚期間中に形成した共有財産を分け合う財産分与をすることになります。

共有財産は、結婚期間中に取得した預貯金、不動産、保険、有価証券などで、夫婦のどちらの名義になっていても基本的に共有財産となります。

離婚する可能性が現実的になると、夫(または妻)は、財産分与の対策として、自分名義の財産を隠そうとする可能性があります。

そのため、離婚の話をする前に財産をしっかりと確認しておくことが賢明です。

浮気が離婚の原因として認められないこともある

不貞行為は、法律上認められる離婚原因の一つですが、浮気をされれば必ず離婚が認められるとは限りません。

不貞行為の回数が少ない場合

不貞の回数が少なかったり、期間が短かったりする場合には、不貞行為として認定されても離婚が認められない場合があります。

不貞行為はある程度の期間にわたり複数回行われなければ、離婚を認めるほど夫婦関係に影響を及ぼす事態ではないと判断される可能性が高いのです。

一度の裏切りでも許せないと感じる人も多いとは思いますが、裁判で離婚を争う場合には、それだけでは離婚が認められない可能性が高いでしょう。

不貞行為として認定されない場合

不貞行為と言えるためには、肉体関係があったことを証明する必要があります。

単に二人きりでデートをしたり親密なやりとりをしていたりしただけでは、不貞行為とは認定されません。

人によって浮気や不倫の基準は異なりますが、離婚原因となる「不貞行為」を主張するには、肉体関係があったことが必要で、それを証明しなければなりません。

自分が不倫をしているならリスクを知っておこう

不倫はリスクのある行為になります。

もし自分が勢いで不倫をしている場合は、どのようなリスクがあるか知っておき、今後の行動を決めましょう。

最大300万円の慰謝料請求される

自分の不倫が原因で離婚をした場合に、最大300万円の慰謝料請求されるかもしれません。

1回の不倫で300万円を失うと考えたら、不倫のリスクがわかると思います。

もし不倫相手に「自分は独身だ」と嘘をついていた場合は、不倫相手からも慰謝料請求される可能性があります。

不倫によって多くのお金を失う可能性があることを覚えておきましょう。

会社での立場がなくなる

社内で不倫をしている場合は、発覚してしまうと昇進や昇給が遠のきます。

社内の雰囲気を悪くするため、左遷されたり部署異動したりするかもしれません。

普段から一生懸命働いている人は、積み上げてきた実績や信頼を1回の不倫で失う可能性があります。

会社に長く勤めるつもりなら、社内不倫のリスクを把握しておきましょう。

子供に合わせる顔がない

自分に子供がいる場合は、不倫によって子供にも悪影響が出るかもしれません。

例えば娘がいる場合は、自分の不倫によって男性不審・女性不審になる可能性もあります。

さらに不倫によって離婚したら、親権が相手に取られたり養育費の支払いをしたりしなければいけません。

子供の成長や自分の金銭的なダメージも大きいため、子供がいる場合の不倫は余計にリスクが高いことを知っておきましょう。

妻の浮気が原因で離婚し、後悔するケース

妻の浮気が原因で離婚した場合に、後悔してしまうケースにはどのようなものがあるでしょうか。

個人差は大きいものの、以下のようなケースは比較的多いようです。

子供と離れ離れになってしまう

未成年の子供がいる場合、離婚する際に父と母のどちらか片方を親権者と決める必要があります。

そして、日本では圧倒的に母親が親権者となるケースが多いのが実情です。

これは、たとえ妻の浮気が原因で離婚した場合でも同様であり、離婚後は子供と離れ離れになる父親が非常に多いのです。

妻への愛情や信頼をなくした場合でも、子供への愛情に変わりはないので、離婚によって子供と離れて暮らすことになってしまう結果となり離婚を後悔するケースも多いようです。

家族の楽しい思い出が忘れられない

男性は女性と比べ、パートナーに対し未練がある人が比較的多い傾向にあるようです。

そのため、家族で過ごした楽しい思い出や、妻との恋愛時代を思い出してしまい、離婚を後悔するケースもあるようです。

結婚している間は家族みんなで食卓を囲み、妻の手料理を食べていたような場合、離婚後に明かりの灯らない家に帰宅して一人きりで食事をすることに孤独を感じるようなケースもあるようです。

家事の大変さに気づき妻のありがたみを感じる

もともと家事をしっかり分担している夫婦であれば別ですが、今でも多くの家庭で家事の大部分を妻が担っている傾向があります。

そのため、結婚後に妻に家事を任せていた男性の場合、離婚後に働きながら家事をすることの大変さに気づき、妻のありがたみを実感することもあるようです。

散らかった部屋、溜まってしまう洗濯物、コンビニ弁当………。

これらを目にしていると、特に仕事が忙しい男性の場合、離婚しなければ仕事に専念できる環境だったのにと後悔するケースもあるようです。

夫の浮気が原因で離婚し、後悔するケース

夫の浮気が原因で離婚した場合に、後悔してしまうケースにはどのようなものがあるでしょうか。

以下のようなケースが比較的多いようです。

経済的に苦しくなる

共働きの夫婦は増えていますが、女性は子育てのために仕事をセーブする時期があることなどから、今でも夫の収入メインで生活している家庭は多いでしょう。

そのため、離婚をすると収入が大幅に減り、経済的に苦しくなる女性が多いのが実情です。

離婚後に想像以上に生活レベルを落とさざるを得なくなり、離婚を後悔するケースもあるようです。

子供と過ごす時間が少なくなる

子供がまだ幼い場合、子育てを優先して仕事をセーブしている女性は多いでしょう。

結婚している間は、専業主婦やパート、時短勤務などで、子供と過ごす時間を優先することができます。

離婚をすると、経済的に自立するために、フルタイム勤務をしなければいけないことが多くなります。

そうすると、子供と過ごす時間は必然的に減ってしまい、子供にさみしい思いをさせているのではないかと感じて、罪悪感に苛まれる女性もいるようです。

また、仕事と子育て、家事を一人で担うことに負担を感じることもあるでしょう。

そのようなことから離婚を後悔するケースがあるようです。

夫が不貞相手と再婚してしまう

離婚した後は、当然ながらお互いに恋愛は自由です。

浮気が発覚したときに一度は浮気相手と夫を別れさせた場合でも、離婚後に復縁したり、実はそもそもきちんと別れていなかったりというケースもあり、離婚後にすぐ再婚することもあります。

男性には再婚禁止期間がないこともあり、このようなパターンは結構あるようです。

離婚後にその事実を知り、元夫だけが幸せに暮らしていることに納得ができず、離婚を後悔するケースもあります。

損と後悔のない人生を歩むための選択をしよう

パートナーの不倫が発覚したときに離婚すべきかどうかは、それぞれの状況や価値観などにより異なります。

自分の人生だけでなく、子供の人生にも大きな影響を与えるため、性急に決断せずに、できるだけ冷静に考えて、様々な観点から総合的に判断することが必要です。

以下については、冷静に考えてから判断するとよいでしょう。

修復の可能性はないのか

不倫のことがわかった直後は、相手に対する不信感や怒りでいっぱいになり、「もう別れるしかない」という気持ちになるのは自然なことです。

ただし、人の気持ちは日々変化していきます。

時間はかかっても、徐々に相手への信頼や愛情を取り戻せる可能性もあります。

不倫した夫や妻が心から反省しているのであれば、一度は修復を目指すことをおすすめします。

離婚後の生活が問題ないか想定する

もし「離婚したい!」と強く思っていても、離婚後の生活に支障がないか想定しておきましょう。

住む場所・仕事・家事・育児など、生活するうえでクリアしておくべき課題はたくさんあります。

相手の不倫に怒ってしまい勢いで離婚したら、その後の生活に困るかもしれません。

特に自分の収入がないなら、離婚後の収入を確保する必要があります。

「新しい仕事を見つけれるのか?」「子供がいる場合は養育費がもらえるのか?」などを、しっかりと考えておきましょう。

不安な人は、一度弁護士に相談して、離婚時にどれぐらいのお金がもらえるのか?を聞いてみるのがおすすめです。

離婚以外の選択肢はないのか

離婚は最終手段であり、すぐに決断しなければいけないものではありません。

たとえば、しばらく別居をして様子を見るという選択肢もあります。

別居している間に冷静に夫婦関係を見直すことができ、相手の長所を思い出したり、子供にとって父または母が必要だと痛感したりする場合もあるでしょう。

一方、別居して冷静に状況を考えてみたうえで、やはり離婚以外の選択肢はないと確信する場合もあるでしょう。

別居期間中も、夫婦には互いに扶養義務があるので、収入の少ない側は多い側に対して婚姻費用の請求ができるため、別居をしても生活が立ち行かなくなる可能性は低いでしょう。

離婚を決める前に、別居をしてワンクッション置くことで、冷静な判断をするための時間を作ることも検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

浮気には様々なケースがあり、一概に離婚すべきかどうかは判断できません。

離婚を考える場合には、後悔することはないか冷静に考える時間も必要です。

離婚を決めた場合には、不利な条件での離婚とならないようにしっかりと対策をしましょう。

不安があれば、弁護士への相談を検討しましょう。

監修弁護士
中野 和馬

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