・顧問税理士の解約理由になる不満で多いものが分かる
・良い税理士の条件や選び方が分かる
・税理士選びでの失敗する確率を限りなく0に近づけられる
この記事の監修/取材協力
古尾谷裕昭 税理士
ベンチャーサポート相続税理士法人 代表税理士。税理士紹介サービスTAX CONNECTIONの立ち上げ、運営に携わり豊富な税理士の紹介実績を持つ。
顧問税理士に対する不満で多いもの
こちらは、顧問税理士の解約理由になるクレームで多いものの一覧です。
- 連絡や報告が無い
- 質問に対する返信が遅い
- 記帳や確定申告について説明がなく、よく分からないまま処理されてしまう
- 高齢な税理士で話が噛み合わない
- 威圧的な対応で話しにくい
- 納税直前に納税額を伝えられた
- 税理士がITに慣れておらずメッセージツールが使えない
- 外部のパートナーとしてアドバイスが何もない
- 要望に対してすぐ動いてくれない
- 税務調査で税務署相手に戦ってくれない
- 適切な節税対策をしてくれない
- 融資など資金繰りの相談ができない
- 顧問料が高く、事前に聞いていない追加料金が請求された
税理士の不満ランキング
- コミュニケーションに関するもの
- 節税対策をしてもらえない
- 税務署相手に戦ってくれない
- 顧問料が高く、料金が不明瞭
- 融資など資金繰りの相談ができない
- 税理士がITに遅れている
顧問契約した税理士に対する不満の中でも「コミュニケーションに関する不満」が圧倒的に多く、第一位とさせていただきます。
税理士の解約理由の原因はコミュニケーション不足が最多
毎月の顧問契約で報酬を払っているにも関わらず「2.3カ月連絡がない」「打ち合わせもない」となると、顧問先も「放置されている」と感じ、顧問税理士の変更を検討されるきっかけとなります。
実際に「税理士からの連絡が無い」ことによりクレームに繋がるケースも多く、税理士の解約理由でも最も多いものになります。
【コミュニケーションに関するクレーム具体的な例】
- 連絡や報告がない
- 質問をしても返信が遅い
- 記帳や確定申告について説明がなく、よく分からないまま処理されてしまう
- 威圧的で話しにくい
- 税理士が高齢で話が噛み合わない
- 納税直前に納税額を伝えられた
- 外部のパートナーとしてアドバイスが何もない
- など
税理士の中には実務に気をつかって仕事さえしていれば良いと考えている者も多く、報告や説明を疎かにしてしまう事務所も少なくありません。
十分な説明もないまま確定申告や記帳が処理されてしまったり、連絡がないまま放置されてしまいトラブルになってしまうケースも多いです。
【コミュニケーション問題:地方に多い「先生業」に胡坐をかいた税理士】
地方に多いのが「先生業」に胡坐をかき、お客様に上から目線で威圧的な対応をとる税理士です。
税理士業界全体に言えることですが、先生業として威圧的な税理士よりも、一般的なサラリーマンと同じような「当たり前のコミュニケーション」のできる、サービス業としてお客様に寄り添う税理士が令和においては支持されています。
私たち税理士マップでも、あくまでサービス業としてお客様に接する、コミュニケーション能力の高い税理士を良い税理士の条件の一つに掲げています。
【コミュニケーション問題:外部パートナーとしてのアドバイスが無い】
税理士が言われたことしかやらず、積極的なアドバイスをしないケースです。
個人事業主、法人問わず、経営をしていると、社長には様々な疑問や問題が生じます。
そのため、担当の税理士から税務、財務の視点からアドバイスがあると未然にキャッシュの不足などの問題を防ぐことができたり、より本業に集中でき、財務体質を盤石にできたりといったメリットがあります。
逆に税理士からのアドバイスが無いと、ただでさえ社長は暗中模索しながら経営していかなければならない中で、税務、財務の面でも時間や労力を割かれることになります。
【コミュニケーション問題:納税金額を直前に伝えられた】
確定申告の直前に納税金額を伝えられてしまうと、納税資金を確保することができなかったり、納税後のキャッシュが枯渇してしまい経営に支障が出てしまったりという問題につながります。
そのため、事前に「今期〇月までに納税のために残しておく金額は〇〇〇万円」「社会保険、厚生年金が〇〇〇万円」のように納税のためにとっておかなければならない金額を税理士から予告してもらうことが望ましいです。
税理士の不満その2:融資や補助金について相談ができない
融資に強い税理士事務所の場合、融資に有利な申告書の作成についてのアドバイスが得られるほか、自社が受けられる融資を教えてもらえたり、融資の通りやすい金融機関や担当者を紹介してもらえたりというサポートを受けられます。
また、事務所と金融機関との間に信頼関係ができていると、紹介された事業主の融資も通りやすい傾向にあります。
しかし融資について相談ができない税理士事務所の場合は、それらの恩恵をうけることができません。
税理士の不満その3:顧問料が高く、聞いていない追加料金が請求された
税理士の顧問料がよくわからず、事前に聞いていない料金が後から追加されたという不満やトラブルも多いです。
税理士と顧問契約をした場合、「顧問料」「記帳代金」「確定申告」「年末調整」など、何を任せるかにもよりますが、それぞれ料金がかかります。
月額料金に加えて、年間トータルで幾らかかるのかをしっかり伝えてもらえる明朗会計の税理士事務所を選ぶとこの様なトラブルを回避できます。
税理士の不満その4:節税対策をしてもらえない
税金を高く払いすぎないための節税は、税理士の力の見せどころとも言えます。
税金を高く払い過ぎたとしても、税務署は指摘をしてくれません。
そのため、税理士が控除を適用したり、かかった経費をしっかり計上して税金が高くなりすぎないように節税を行います。しかし、税理士がこの節税をほとんど行わずに税金を払い過ぎてしまう申告をしている場合もあり、それがクレームの原因になることもあります。
税理士の不満その5:税務署相手にも戦ってくれない
税務調査に選ばれてしまった場合、税理士が立ち合ってくれるケースが多いです。
しかし、税務署からの指摘を全て飲んで税金をそのまま追加で払ってしまう税理士もおり、その場合には顧客の不満につながります。
税務調査に強い税理士は、税務署からの指摘に対して疑問を適切に解消し、申告書が正しいことをしっかりと主張し、それ以上追加の税金が発生しないようにつとめます。
税理士の不満その6:税理士がITに遅れている
近年はLINEやチャットワーク、ZOOM、クラウド会計ソフトに対応している税理士事務所も増えてきました。これは、顧客と税理士双方の負担を軽減することにもつながっています。
しかし、税理士事務所のIT化が進んでいないとオンラインでの質疑応答やファイルのやり取りもできず効率的に税務や会計を管理することが難しくなります。
また、そもそものITに関する知識が不足していると、WEBを使った集客や販売も一般的になってきているなかで、どの費用が経費になるのかの判断も難しくなり、実務の面でも支障が出てしまいます。
失敗しない顧問税理士の選び方
- 話しやすく相性が良いこと
- 定期的な面談や報告があり、緊急時に連絡ができること
- IT慣れしていること(LINEやZOOMなどに対応可)
- 自社の業種に強いこと
- 融資に強いこと
- 適切に節税してもらえること
- 税務調査でしっかり戦ってもらえる
- より深い問題を知るためにヒアリングをしてもらえる
- 数字を見ながら経営に関して総合的なアドバイスがもらえる
- 明朗会計であること
私たちが運営する税理士紹介の税理士マップでは、上記の条件を満たす税理士を「良い税理士」として紹介しています。
人と人の問題でもありますので実際に面談をしてみて、「相性が合うか」ということを確認してから契約を検討すると、その後のやりとりがストレス無く回るはずです。
適切な税理士を選ぶことで、事業主は税務や財務を専門家に任せられることで、より本業に集中して取り組むことができます。
まとめ
- 税理士のクレームで最も多いのはコミュニケーションの問題
- 良い税理士を選ぶと安心して本業に集中することができる
- 税理士を選ぶ際は実際に面談して相性を確認してから決めること
税理士選びで失敗すると、事業者は不安や大きなストレスを抱えることになりかねません。
逆に適切な税理士を顧問先とすることで、自社の業種に理解のある協力なパートナーを味方に持つことになり、様々なアドバイスやサポートを受けることができます。
こちらの記事を参考になれば幸いです。
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