COLUMN不動産に関する記事

「不動産の売却を考えているけど、相場価格の調べ方が分からない」「そもそも相場価格って何？」と悩んでいませんか？不動産を高く売りたいなら相場価格を知ることが大切です。

今回は、不動産売買における相場価格について紹介します。

適切な相場価格の調べ方や不動産を高く売るためのコツも解説するのでぜひご覧ください。

不動産の相場価格とは

不動産の相場価格とは、過去の売却実績を参考に現時点での市場で売れると予測される金額のこと。

実際に売れた価格が基になるため、相場通りの金額で売却されることが多いです。

しかし、市場価格は日々変動しているので相場価格より安くなることもあります。

相場価格は似たような言葉があって混同してしまうことも多いです。

以下の表で混同されやすい言葉を紹介するのでチェックしておきましょう。

不動産の売却において相場価格の把握が重要な理由

不動産の売却において相場価格の把握が重要な理由は以下の2つです。

なぜ相場価格の把握が大切なのかチェックして正しい価格で不動産を売却しましょう。

売り出し価格を適切に設定できるから

不動産は適切な価格で売り出すことで買い手が見つかりやすくなります。

なるべく高額で売却したいと考えると思いますが、自分が売りたい金額で売れるとは限りません。

不動産の価値と販売価格が見合っていなければ、買い手が見つからないこともあるでしょう。

相場価格を知っていれば、どれくらいの金額に設定すれば売れやすいのか分かります。

特に不動産は売り出してすぐが一番売れやすいので適切な価格設定が大切です。

資金計画を立てやすくなるから

不動産の相場価格を知ることで資金計画が立てやすくなります。

特に不動産の売却収入を新しい家の購入代金にあてる場合は相場価格を知ることが重要です。

おおよその売却収入が分かることで今後のことを詳細に決めやすいでしょう。

また、家を買い替えない場合でも自分の手元に入る金額がイメージできるので、ゆっくりと売却金の使い道を考えることができます。

不動産の相場価格を調べる方法

ここからは不動産の相場価格を調べる方法について解説します。

自分で調べる方法は主に以下の3つ。

複数の方法で調べることでより正確な相場価格が分かるので、3つ全てを詳しくみていきましょう。

土地総合情報システムを活用する

土地総合情報システムとは、国土交通省が実施したアンケート結果を基に作られたシステムで土地や一戸建て、マンションなどの相場価格を調べることができます。

日本全国に対応しているため、遺産相続などで住んでいる場所から遠い物件を売却する場合でも現地に行かなくてもある程度の価格が分かるでしょう。

レインズ・マーケット・インフォメーションを活用する

国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営しているのがレインズ・マーケット・インフォメーションです。

過去1年以内に売買が行われた不動産の価格情報を調べられます。

地域別・広さ別・築年数別など分かりやすく一覧で表示してくれるため、誰でも簡単に利用できるでしょう。

また、不動産の市場価格の変化をグラフにまとめてくれるので売るべきタイミングを見極めることもできます。

不動産検索サイトで類似物件を探す

不動産検索サイトで実際に掲載されている物件から相場を導き出すこともできます。

自分が売却したい不動産と同じ地域で似たような物件を探すことでおおよその相場が分かるでしょう。

ただし、表示されている金額は販売価格なので値引き交渉などによって成約価格が安くなることもあります。

また、不動産会社に支払う手数料なども必要となるため、サイトに表示されている価格が手元に残るわけではないことを覚えておきましょう。

不動産を相場価格より高く売却するコツ

誰しもできるだけ高く不動産を売却したいと思うでしょう。

実は不動産を相場価格より高い価格で売却する2つのコツがあります。

それぞれについて詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

複数の不動産会社に査定を依頼する

相場よりも高い価格で不動産を売却したいなら、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。

その理由は、不動産会社によって得意なエリアや物件が異なるからです。

自分が売却したい不動産が得意な不動産会社を見つけることがポインになります。

また、不動産会社を比較する時は査定価格だけでなく手数料の金額もチェックしてください。

査定価格が高額でも手数料が高ければ手元に残る金額は少なくなってしまいます。

トータルの収支を計算するようにしましょう。

購入需要の高い1～3月に買取を依頼する

不動産を売却する際は不動産会社に仲介してもらうのではなく買取という方法も選択できます。

買取を選択する場合、購入需要が高まる1月～3月がねらい目。

1月～3月なら相場よりも高く買い取ってもらえることが多いでしょう。

特に3月は転勤・進学によって住む場所を変える人が多く、不動産会社にとって繁忙期となります。

契約件数が多くなる前は物件を増やすために買取価格がアップするので、1月から不動産会社を探して3月までに契約するのがおすすめです。

不動産の相場価格に関するよくある質問

不動産の相場価格を調べていると気になる点がでてくることもあるでしょう。

ここでは、不動産の相場価格に関するよくある質問を2つ紹介します。

以下の2つの質問に回答していくので、チェックして気になるポイントを解決しておきましょう。

不動産の相場価格と売り出し価格の違いとは？

不動産の相場価格は過去の実績によって予測できる金額のことです。

一方の売り出し価格は、不動産を売りに出した時の最初の価格となります。

不動産の売り出し価格を決める時に相場価格を参考にすることから、混同してしまう方も多いでしょう。

どちらのどちらの価格も重要なので違いを覚えておきましょう。

不動産を相場価格より高く売る方法とは？

不動産は相場価格よりも高く売れることがあります。

しかし、何の知識もなくただ高く売りたいと思うだけではいけません。

相場価格よりも高く売るためには、以下のポイントを押さえておくといいでしょう。

特に売る時期にこだわることで高く売却することが可能です。

需要が高まる1月〜3月に複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。

まとめ

今回は不動産の相場価格について紹介しました。

相場価格を知ることで自分が納得する金額で売却しやすくなります。

また、無知ほど怖いものはないので相場価格を調べて適切な対応をしましょう。

複数の不動産会社に査定を依頼するだけでも、ある程度の相場を把握できます。

一度に複数の不動産会社に査定を依頼できるサイトもあるので利用してみてください。