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不動産買取とは?メリット・デメリット、仲介との違いも解説

不動産を売りたいと考えている人は、不動産会社にお世話になることになります。

一不動産会社に仲介してもらい買い手を見つける方法が一般的ですが、不動産会社に買い取ってもらうという選択肢もあるのです。

仲介か買取かどちらがいいのかは、売却したい物件の条件によって向き不向きがあります。

ここでは仲介と買取の違い、買取のメリットやデメリットの、買取がおすすめのケースなどを紹介します。

不動産買取とは

一般的な売却方法である「仲介」は不動産会社が売却活動を行うことで個人の買主を探しますが、不動産買取とは、不動産会社自身が買主となり不動産を購入することをいいます。

不動産買取には、以下の2種類があります。

  • 1.即時買取
  • 2.買取保証

即時買取

即時買取とは、不動産会社による買取額の査定・交渉が出来次第、すぐに買取が成立します。

売却成立までの早さが特徴で、最短3日~1週間、長くても1ヶ月以内で売却できるでしょう。

不動産会社による訪問査定も1回きりで終わるケースが多く、購入希望者が内覧などもありません。

買取保証

買取保証とは一度仲介による販売で個人の売主を探しますが、一定期間契約が成立しなかった場合は、不動産会社が買取をしてくれるものです。

買取保証における仲介期間は基本的に3ヶ月程度です。

そのため不動産を確実に売りたいけれど、できれば仲介で高く売りたいという場合におすすめです。

仲介ではなかなか成約に至らないケースもありますが、買取保証は試しに売りに出してみて、ダメなら買い取ってもらえるため、仲介と即時購入のデメリットをフォローできる仕組みでしょう。

買取と仲介の違い

買取は不動産会社が直接不動産を買い取りますが、仲介は不動産会社を通して、家を買いたい人を紹介してもらいます。

購入希望者の内覧や売却活動などがないため、売却成立までが圧倒的に早いのが買取なのです。

買取仲介
買主不動産会社個人
売却までの期間即時時間がかかる
売却活動なし必要

不動産買取の流れ

不動産買取の流れは、とてもシンプルに完結させることができます。

  • 1.査定
  • 2.売買契約・引き渡し

1:査定

不動産の買取を依頼する際は、まずどの不動産会社に依頼するか選び方が大切です。

事前に情報を収集し、買取実績の豊富であることや買取金額が高いなど、ある程度調べておきましょう。

また自分の不動産の価値の相場を知っておくことも重要です。

その後、実際に不動産会社に査定を依頼し、不動産の価値を具体的な金額で把握します。

複数社に依頼して比較して決定してもいいでしょう。

不動産の買取は煩雑な手続きは少ないですが、このステップはとても大切なのでしっかり吟味することをおすすめします。

2:売買契約・引き渡し

査定を依頼し納得できる優良な買取業者を選び、交渉します。

売買の契約を結ぶ際は、契約書の内容をしっかり確認し、合意のうえ契約をかわします。

決算が終われば、契約書に記載の引き渡し日に不動産を引き渡しましょう。

不動産買取のメリット

不動産買取には以下のようなメリットがあります。

【不動産買取のメリット】

  • 仲介手数料がかからない
  • 短期間で現金化できる
  • 契約不適合責任の免除
  • 周囲に知られずに売却できる

それぞれのメリットについて解説しましょう。

仲介手数料がかからない

買取は仲介業者によって買主を探すための宣伝といった売却活動が不要です。

そのため仲介手数料がかからないことがメリットの一つです。

仲介手数料は契約金額に応じて異なりますが、2,000万円の不動産であれば66万円程度の仲介手数料がかかるため、この手数料がかからないというのは大きな魅力です。

短期間で現金化できる

不動産買取では、査定で買取額が決まれば買い取ってもらえるため、短期間で現金化しやすいでしょう。

仲介とは異なり、さまざまな購入希望者の内覧や問い合わせに対応する必要がなく、宣伝活動も不要です。

不動産会社は法人なので、資金調達もスムーズです。

仲介のようにいざ契約が成立したと思ったら、ローンが組めずに購入できないといったトラブルも起こりにくいです。

仲介の場合売り出してから取引成立までの期間は、マンションで平均3~6ヶ月、一戸建てで平均9~12ヶ月といわれますが、買取の場合は最短3日というスピードで売却が完了します。

契約不適合責任の免除

不動産の売買で問題になりやすい契約不適合責任が免除になるというメリットもあります。

契約不適合責任とは、売却した後で契約時に告知していなかった家や土地の欠陥(瑕疵=かし)が見つかった場合に、売主が買主に対して損害賠償を支払う責任があるというものです。

しかし買取の場合、買主は宅建業者であるためこの契約不適合責任が免除されます。

ただし、重大な欠陥を故意に隠していた場合はこの限りではありませんので、わかっている欠陥はあらかじめ話しておきましょう。

周囲に知られずに売却できる

不動産の買取は不動産会社が一度訪問するだけで、インターネットに不動産の写真や情報が載ることもないため、周囲に知られずに売却できます。

何度も人が出入りすることもありません。

ひっそりと家の現金化を進めたい人にとっても、買取は魅力でしょう。

不動産買取のデメリット

不動産買取にはメリットも多いですが、デメリットもあります。

デメリットを把握した上で、仲介と買取のどちらが最適か判断するようにしましょう。

【不動産買取のデメリット】

  • 価格が割安になる可能性がある
  • 全ての不動産が買取できるわけではない

それぞれについてくわしく解説します。

価格が割安になる可能性がある

買取の場合、仲介と比べて売却価格が割安になる傾向があります。

買取の場合、相場の6〜8割程度になると言われています。

不動産会社は、買い取った不動産を適宜リフォームしたり解体したりして転売します。

不動産会社が不動産を売却するための物件再生にかかることを前提としているため、買取価格は相場よりも低い価格を提示するのです。

全ての不動産が買取できるわけではない

買取はあらゆる不動産会社が行っている取引ですが、どんな物件・土地でお無条件に買い取ってくれるわけではありません。

不動産会社によっては買取を断られたりするケースもあります。

もっとも買取されやすいのはマンションです。

一戸建てや土地は不動産会社としても販売するまでに手間と時間がかかるため、買取できないケースもあることを覚えておきましょう。

不動産買取がおすすめな人

不動産買取は以下のようなケースにおすすめです。

・すぐに不動産を売却したい人
不動産会社に依頼して買い手を探す手間が不要なので、売却成立までのスピードが早いです。

・売りにくい物件を売却したい人
住居予定のない空き家を相続した場合や築年数が古く売るのが難しい場合でも買取れるケースが多いです。

不動産会社が買い取った後にリフォームなど行います。

まとめ

買取と仲介の違い、買取で不動産を売ることのメリットとデメリットを紹介しました。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、売却した物件や自分が置かれている状況などから何が最適なのか判断しましょう。

そこまで急いでいるわけでないのであれば、一度仲介で売却活動を行い、買主が現れなければ買取を検討するといいかもしれません。

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