大手?それとも地域密着?売却に適した不動産業者の見分け方とは
目次
不動産を売りに出そうかと考えた場合には、やはりご自身で売買をされるのではなく、不動産仲介業者に依頼をするものです。
ここで、不動産業者の中でも大手に依頼するか地域密着の地元の不動産業者に依頼するべきか迷われる方も少なくないのではないでしょうか?
大手の不動産業者と地域密着の地元の不動産業者のそれぞれに良い点・悪い点があるのですが、今回は判断の基準となりうるポイントを含め、わかりやすく解説をさせて頂いておりますので、是非最後までお読みください。
大手と地域密着とどちらがいいの?
ここでは、大手と地域密着の不動産業者のメリット・デメリットについてそれぞれ比較検討をしていきたいと思います。
大手のメリットとデメリットは?
大手不動産業者に依頼をすることのメリットは以下の通りです。
- (1)広い範囲で募集をかけることが出来る
- (2)不動産ネットワークが広範である
- (3)予算枠が多めに取られることが多い
- (4)支店等が全国に所在している可能性が高い
一方で、以下のようなデメリットがあるでしょう。
- (1)地域密着型の不動産業者と比べると地元情報には弱い
- (2)ある一定のエリアでは、地域密着型の不動産業者の方がネットワークを有している
- (3)価格が重視されない場合がある
大手の不動産会社の場合には広範囲で売却情報をかけることが出来ます。
これにより、確率的には多くの買い手の目に留まりやすい傾向にあるといえるでしょう。
大手の不動産業者には強いネットワーク関係がありますので、全国にある支店等で売却情報が紹介される可能性も高くなることも考えられます。
一方で、その地域の不動産という地元情報に焦点を当てる買い手にとっては、地域密着不動産に軍配が上がるかもしれません。
地域密着のメリットとデメリットは?
地域密着不動産業者に依頼をすることのメリットは以下の通りです。
- (1)周囲の不動産情報に強い
- (2)地域のエリア情報に精通している
- (3)地域に根差した物件から探している人に見つかりやすい
- (4)より精度の高い査定結果が得られる
地域密着不動産業者に依頼をすることのデメリットは以下の通りです。
- (1)予算をあまりかけられない
- (2)情報量がそれほど多くはない
- (3)全国的に募集をかけられることはほぼない
地域密着不動産業者の特徴として、地域に関する情報を誰よりも持っているということがあります。
確かに、大手のような高い広告予算もないし、広い不動産ネットワークもないかもしれませんが、地域性を活かした手法により、ピンポイントにお客様のニーズを満たした物件情報を出せるという強みを持っているといえるでしょう。
不動産会社はどうやって選んだらいいの?
不動産会社をどこにすべきかどうか迷われた場合には、差し当たり気になる不動産業者に見積もりを依頼するのが良いでしょう。
ここで、大手の不動産業者だけとか地域密着の不動産業者だけに見積もりをかけるのではなく、両者に同程度見積もり依頼をし、公平に評価をするのが良いでしょう。
最近では、インターネットにより不動産業者に一括して査定をすることが出来るサイトもあるようです。
ここでもインターネットに掲示されていないけれど、見積もり金額を知りたい場合には、直接問い合わせるなどして調べてみることも有効です。
これを押さえれば適切な不動産業者に巡り合える?
不動産業者を選ぶときは見積金額を参考にするとは思いますが、必ずしも見積金額が良いからと言って、それだけを決め手にしてはいけないでしょう。
ここでは、不動産業者を適切に見極めるためのポイントをご紹介していきます。
その不動産会社の強みは何ですか?
不動産業者が大手であるか地域密着型であるかを問わず、その不動産業者はどのような点で強みを持っているのかを認識しておくことが必要です。
不動産業者と言ってもどのような業務を中心としているかはさまざまです。
例えば、不動産管理専門の業者、不動産の売買を専門とする業者、あるいは不動産の賃貸がメインである業者など、どの業務がメイン業務であるのかをきちんと把握し、不動産の売却に力を入れているのかを把握することが必要です。
営業担当はどんな人ですか?
不動産業者として、実際に活動をして頂けるのはあくまで営業担当の方であるということを忘れてはいけません。
どれほど制度がしっかりした会社であっても営業担当がきちんとした人でなければ、なかなか売却が実現されることも難しいといえるでしょう。
なかなか不動産の取引に結びつかないようなときも、顧客の意見を理解してくれるような営業担当でなければ将来的にも失敗してしまうリスクが高くなってしまいます。
なんでその査定になったか丁寧に説明があるか?
高い査定結果が出たからと言って、そのままで信用をしてはいけません。
不動産業者の間でも相見積もりになった時に少しでも有利に立ちたいということで、意図的に査定結果を少し多めに出しておこうとする業者がいないわけではありません。
確実に信頼できる情報をとるためにも、どうしてこのような結果になっているのかについて丁寧な説明をして頂けるような不動産業者と付き合いをしていくのが良いと思われます。
不動産を購入するためにはココを見ておきましょう
不動産を購入するためにはどのような点に注意して不動産業者を選べばよいのでしょうか?
これについても基本的にはお客様の要望をしっかりと尊重することのできる営業担当がいる不動産業者が望ましいといえるでしょう。
そのうえで探したい地域によって、大手であるか地域密着であるかを参考にすることは出来るかもしれません。
まずは、条件を絞り、実際にコンタクトをとってみるようにすることから始めてみるのが良いかもしれません。
まとめ
大手か地域密着化という規模性はあっても、実際に動いて下さるのは営業担当ですので、営業担当との相性がよくなければいけません。
まずは、情報を集め、ご自身がどのような条件で物件を売却したいのかについて整理することから始めてみましょう。