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老後は家をどうする?売るメリット・デメリットと売却以外の解決策

この記事でわかること

  • 老後に家を売るメリットとデメリットが理解できる
  • 老後に家を売るときの注意点がわかる
  • 家を売却するときの流れや手順がわかる
  • 老後に家を売る以外にできることや解決策がわかる

近年、老後に家を売却して、新居に移る人が増えています。

老後に家を売る理由は人それぞれですが、ライフスタイルの変化が起きなくなり、自分に合った家に移り住む人や、資金を作り老後生活に備える人が多くいます。

しかし、家を売却することにはメリットだけでなくデメリットがあるため、注意して進めなければいけません。

また、どうしても家を売却せずに資金を作る方法もあるため、無理に家を売るのは避けましょう。

本記事では、老後に家を売るメリットやデメリットや注意点、家を売るときの手順、家を売る以外の解決法などを解説します。

記事を最後まで読み進めていただければ、老後に家を売るときの対策方法がわかり、家の売却などをスムーズに進められます。

老後に家を売るメリットとデメリット

老後に家を売るときは、メリットだけでなくデメリットがあります。

そのため、メリットとデメリットを理解して、家を売却しなければなりません。

本章では、老後に家を売るメリットやデメリットについて解説していきます。

老後に家を売る売るときのメリットやデメリットは、次の表のとおりです。

メリットデメリット
自分に合った広さに住める新しい住環境になじみにくい
便利な立地に住める今まで溜めた荷物の整理が大変
老後の資金が手に入る引っ越しが負担になる
終活の一環として資産整理できる毎月家賃を払う必要がある

老後に家を売るメリット

老後に家を売る主なメリットは次のとおりです。

  • 自分に合った広さに住める
  • 便利な立地に住める
  • 老後の資金が手に入る
  • 終活の一環として資産整理できる

老後に家を売るメリットは多くあります。

メリットの多くは、老後の自分に合った住宅に住めること、まとまった資金が入ることに関連します。

長年生活しているとライフスタイルが何度も変化しますが、歳を重ねるとライフスタイルはほとんど変化しなくなります。

変化がなくなったときに転居することにより、本当に自分に合った住まいを見つけられます。

また、家を売却することにより、まとまった資金が手に入ります。

老後資金2,000万円問題などに対応でき、ゆとりある生活を送ることも可能です。

そして、資産整理をすることで、相続で問題が起きにくくなるというメリットもあります。

老後に家を売るデメリット

老後に家を売る主なデメリットは次のとおりです。

  • 新しい住環境になじみにくい
  • 今まで溜めた荷物の整理が大変
  • 引っ越しが負担になる
  • 毎月家賃を払う必要がある

老後に家を売るメリットは多くあるものの、デメリットも存在します。

デメリットの多くは、新たな住環境になじみにくいことと、家の売却自体が負担になってしまうことです。

長年住んだところには、顔なじみの人や店舗、病院などができます。

しかし、新居に移ることで一気に環境が変わってしまいます。

そして、歳を重ねると環境の変化に対応しにくくなってくるため、より一層環境の変化についていけなくなることもあるでしょう。

また、歳を重ねると体力が落ちてしまい、不動産の売却自体が負担になってきます。

今まで溜めた物の整理や引っ越し、売却するときの対応など心身に負担がかかるでしょう。

そのため、老後に家を売却するときには、長く準備をして少しずつ物を片付けるなどをしておきましょう。

老後に家を売るときの注意点

老後に家を売るときには、注意しなければならないことがあります。

本章では、老後に家を売るときに注意しなければならないポイントについて解説します。

市街地から郊外へ移るときの注意点

市街地から郊外へ移るときには、注意しなければならないことがあります。

市街地から郊外へ移るときの注意点は次のとおりです。

  • 小型スーパーだと商品の価格が高いこともある
  • 車が必須になる
  • 郊外の不動産は価値が低い
  • 近所付き合いが大変

市街地から郊外へ移るときには、生活が不便になることを理解しておかなければいけません。

市街地に居住していたときには買い物をするのも公共機関での手続きするのも、急病などに対応することも簡単だったかもしれません。

しかし、郊外に住むことにより、生活をしていくために必要な施設まで車で出かけなければならないケースがほとんどです。

そのため、郊外に移住するときには、生活利便施設が新居の近くにあるのか必ず確認しましょう。

郊外から市街地へ移るときの注意点

郊外から市街地に移るときにも注意しなければならないことがあります。

郊外から市街地に移るときの注意点は次のとおりです。

  • 郊外よりコンパクトな家になってしまい、収納が足りなくなることもある
  • 不動産の価値が高く固定資産税も高い
  • マンションの場合、修繕積立金などの支払いがある
  • 近所付き合いがなく孤独を感じてしまう

郊外から市街地に移るときには、居住スペースが減ってしまうことや、様々な支払い費用が増える傾向にあることに注意しなければいけません。

市街地は便利な分、不動産の価値が上がってしまいます。

不動産の価値が上がることにより、広い面積の不動産に住めなくなることや、固定資産税や家賃が高くなることがあります。

老後には資金が必要なのにも関わらず、資金が目減りしていくのはデメリットといえるでしょう。

このデメリットを防ぐには、資金計画をしっかりと立て、余裕ある生活をすることです。

賃貸物件に移るときの注意点

老後に家を売るときには場所の他にも、所有権のある不動産から賃貸物件に移るときの注意点も理解しておかなければなりません。

所有権の不動産から賃貸物件に移るときの注意点は、次のとおりです。

  • 歳を重ねていると入居できないことがある
  • 長生きをするほど家賃が必要で資産も目減りする
  • 室内がリフォームできずバリアフリーにもできない

賃貸物件に移るときには、入居審査があることに注意しなければいけません。

入居審査時には、安定した収入があるかどうかや、年齢を見られます。

歳を重ねていると、両条件を満たさなくなるケースがあります。

家を売却するときの流れ・手順

家を売却するときには様々な手続きがあり、手順や流れがあります

家を売却するときの流れや手順は次のとおりです。

  1. 不動産仲介会社の査定を受ける
  2. 不動産仲介会社と媒介契約を締結し、販売活動を開始する
  3. 不動産購入希望者の内覧に対応する
  4. 購入希望者から購入申込書が届く
  5. 不動産売買契約締結
  6. 不動産の引き渡し

家を売却するときには、上記のような流れや手順で進めます。

不動産仲介会社に査定してもらってから、不動産の引き渡しまではおおよそ6ヶ月程度はかかります。

老後に家を売る以外にできること・解決策

老後に資金を作る方法としては、家を売る以外にも方法があります。

本章では、老後に家を売る以外にできることや解決策について解説します。

リースバック

リースバックとは、家をリースバック会社に売却した後、売却後リースバック会社と賃貸借契約を締結し、引き続き家に住み続けられるサービスのことです。

リースバックを利用すると、家を借りるという扱いになり、月々の家賃を払わなければならなくなります。

そして、リースバック契約の内容によっては、借りられる年数に制限があるケースもあります。

なお、リースバックは、基本的に家を買い戻すことが可能です。

しかし、こちらもリースバック契約によっては買い戻しできない契約もあるため、契約内容に注意しましょう、

リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、家を担保にして借入上限額を設定し、お金を借りられるサービスです。

リバースモーゲージで借りたお金の月々返済は、金利のみの返済でよく、元本の月々返済は不要です。

ただし、リバースモーゲージの返済には期間が設けられており、期間到来後には金融機関が担保にした家を売却し、元本を回収します。

そのため、リバースモーゲージを利用すると、家に住み続けられなくなることに注意が必要です。

まとめ

老後に家を売る人は多くいます。

家を売ることには自分に合った住宅に住めること、まとまった資金が入ることなどのメリットがあります。

しかし、新たな住環境になじみにくいことと、家の売却自体が負担になってしまうことなどのデメリットもあることを考えて、家を売るようにしましょう。

もし家に住み続けたいが、資金も作らないといけないというときには、リースバックやリバースモーゲージを検討するのもよいでしょう。

それぞれの注意点を理解しておけば、資金を作る有効な手段になります。

様々な方法を活用し、自分にあった住まいに住みながら資金対策などを行っていきましょう。

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